2023年10月から始まったインボイス制度(的確請求書)が複雑すぎて大混乱ですよね。
筆者も長くフリーランサーとして仕事していますが、消費税の計算や雑務が膨大に増えるから、
なるべく免税事業者のままでいたいな〜というのが本音。
ですがついにインボイスの苦悩が降りかかったので報告も兼ねて記事にしようかと思いました!
10月になってから、クライアントによって反応がさまざま。
「今までと変わらずそのままでいいよ」という方が多くのんびりと構えていたんですよね。
しかーし!!
「うちでは消費税はいっさい払わないから10%丸々カットしないと取引停止だよ」
といういわゆる免税事業者切りに初めて遭遇しました!!
長く信頼関係作ってきたクライアントだったから本当にびっくりしたよ
どうやって切り抜けたのかなどリアルタイムでまとめてみるね
今回はそんな悩みに対してまとめてみました!
同じ境遇の個人事業主の片も多いはず。。。。この記事が少しでも役に立てば幸いです。
そもそもインボイス制度ってなんだ?
インボイス制度は調べれば調べるほど疑問が増えていくため、
わかりやすく解説してくれている税理士YouTuberの方を参考にしています。
おすすめの方はこちら
ざっくりいうと
免税事業者と取引したら、そこで発生した消費税をクライアント側が支払いなさいよ〜
という制度です。
仕事の発注元であるクライアント(会社)からしたら、
少しでも支払いの負担を減らしたい!しかも自分達の会社でも消費税を払っているのに、
免税事業者の消費税も上乗せしないといけないなんて。。。。
そりゃあ割に合わないし、不満も出てくるというもの。
でも、3年間は経過措置というものが存在して、実質負担額は少ない現状があるのです。
経過措置の20%負担って何?
経過措置というのは、、、
制度が始まっていきなり10%分も取引した事業者の消費税分を支払え!!!
というのは、会社側も、免税事業者側も両方を追い詰めてしまうことになるよね。
だから3年間は実質負担は消費税の2%分だけにしてあげるよ〜
という、それ事務処理労務を複雑にしただけやないかーい!という内容のことです。
例えば、10000円のお仕事をしたら消費税は1000円ですよね。
で、インボイス制度だと、その消費税1000円を丸々上乗せでクライアントが払うことになるはず、
で、す、が!
これを経過措置があることで、クライアントが上乗せで収めるのはその2割でOK!ということになり、
上乗せは1000円ではなく200円だけ多めに収めればいいってことになります。
そう!つまりは、
クライアント側の実質負担はそんなに多くないんです(3年間限定だけど)
だから、「そのままでいいよ〜」って会社も多いわけです。
本当にきた!「免税事業者とは取引停止するよ」の交渉
筆者はありがたいことにクライアントから「そのままでいいよ〜」と言われることが多かったので、
きっと大口のAクライアントさんも同じように言ってくれそうだな!!
とのんびり構えていたため、ここで初めてのインボイスの苦悩を味わうことになりました。
<Aクライアントさんの主張>
え!インボイス番号がないのですか?
うちは消費税は払いませんし、そういった免税事業者とは取引を停止させていただきます。
取引を続行するならば、消費税分をカットして請求書を再発行してください。
ここで筆者は、信頼関係を作っていてもこんなに冷たい態度に急に変わるものなんだ。。。
と正直かなりびっくりしました。
でも、消費税カットって言ってるけど、経過措置のこと当然知ってるはず!と思い
何食わぬ顔で価格交渉に進んでみることに。笑
【インボイス経過措置】消費税2%分を差し引いた請求書を作ったw
Aクライアントとしては消費税全額カットって言ってるけど、経過措置の2%負担があるから、それで価格調整して請求書を作ってみました。
インボイス価格調整の書き方
価格調整の書き方はこちらの動画で詳しく説明してくれています。
11:35 国がちゃんと教えてくれない「免税事業者の請求書」の正解
に超わかりやすくまとめてくれています。
調整額の欄を作り、そこに実質負担2%を抜いた8%分の金額を乗せ、
合計金額の欄に(消費税10%込)と記入する
経過措置の場合はこの書き方でOKなので、
筆者も同じくそのように作ってみました!
Aクライアントの解答
ということで、上記の経過措置適用の請求書を作って、
何食わぬ顔してAクライアントさんに送ってみたんですね。
そうしたら。。。。。
大激怒!!
昨日、消費税はカットしないと取引停止とお伝えしたはずです!
って言われちゃいました。
一か八かやってみたけど、価格交渉は失敗に終わりましたー
ということで結果としては、
消費税10%分を全てカットした金額の税抜き本体価格のみの請求書を再発行する羽目に。
結構な大口だから、かなり売り上げが下がるので痛手でしかないです。
価格交渉は綿密に台本を練るのが吉!
今回は「取引停止」を引き合いに出されたため、価格調整は失敗に終わりました。
大きな金額であればあるほど、10%カットって痛いですよね〜
失敗の要因
事前確認は必須!
ということ。
筆者は事前相談をせずに「きっとそのままでいいだろう」と他のクライアントの傾向を見て独断してしまったので、1つ1つ事前に相談するべきだったなと反省しています。
請求書を作る前に、免税事業者のままでいたい理由だとか、
経過措置を適応してくれるのかなどを事前に相談したら違った結果になったはず。
みなさんはこんな失敗しないように、綿密に計画立てて価格交渉してください!
まとめ
今回は、インボイス制度に新しく切り替わった際に、
登録をせずに、免税事業者のままでいたら、クライアントからどんな反応が来るのか?
というリアルをまとめてみましたがいかがでしたか?
筆者の結論としては、
でした。
事業業務以外の労務これ以上増やしたくないよ〜〜〜〜〜
まだ、他のクライアントの取引もあるため、
違う反応があったら新しく記事にしていきますね!